Profile

SOMEWHERE TOKYO
150-0022
東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 1F
www.somewheretokyo.com

Documents

Arhives

Categories

Search

Mail to SOMEWHERE

Name:
Mail:
Subject:
Text:

Links

このブログをリンクに追加する

 椅子を燃やした人その3
今日の椅子を燃やした人はこの人。
マーティンバースです。
baasport.jpg
多分椅子を燃やしたという意味合いにおいてはデザイン好きの間に最も広く認知されているのではないでしょうか。
最初はバースが卒業制作として発表したSMOKEシリーズですが、ワンダースの目にとまり、3点がmoooiのラインナップになり、そしてMossが展示を依頼するなど、またたく間にDESIGN ARTとしての地位を確立いたしました。
機能をぎりぎり残して、焼き焦がしエポキシでコーティングをして完成させるこの作品。最初に見たときには個人的にずいぶん衝撃でした。
あと単純にモノとして佇まいがかっこいい。
下はリートフェルトのZIGZAGをSMOKEにしたもの。
写真は燃え上がっていますが、多分これはパフォーマンスの一環だと思われます。実際にはガスバーナーを使って少しづつ少しづつ丹念に焼いていきます。実際には表面はこげていても内側までは燃えていないレア状態です。でないと機能が残らないので、そのように作られております。
そのビジュアルのよさからバースの作品の中で最もファンが多いシリーズでしょう。
ちなみに写真の椅子は扱っておりませんが、SMOKEシリーズはいくつか扱っております。

baas2.jpg

今まで紹介したメンディーニ、倉俣の観念的な2つの作品とはことなり機能がぎりぎり残っているという点も評価してあげたいおおきなポイントです。
フローニンゲン美術館などからもいち早くオリジナルスモーク作品の製作の依頼があり、コレクションとして収蔵されました。オランダのフローニンゲン美術館はメンディーニが建物の設計の責任者であり、その収蔵品に対するディレクションなどにも関わっています。
椅子を燃やした人間は椅子を燃やした人間を評価したと。
かつてアヴァンギャルドとして一線で活躍した人たちが、実は今のアヴァンギャルドの人たちを評価し、支えているのです。こういう例は他にもありますが、ラディカーレから始まり、メンフィス、アルキミアのポストモダン、そして90年代のドローグデザイン~今のオランダデザインに至る流れは一見国も異なり別のムーブメントのように見えますが、つながった1本の線上に実はいるのです。
昔のイタリアンデザイン好きはコンテンポラリーを、コンテンポラリー好きにはイタリアンデザインを少し知ってみることもすごく面白いことです。

chairs | Comment:0 | 2010/09/22(水) 14:23

<<スモーカーオンリー | Home | 椅子を燃やした人その2>>

Comment

コメントの投稿